衛星放送事業などを手掛ける東北新社に勤務する

菅義偉首相の長男・菅正剛氏らが、総務省幹部を高級料亭などに招いていた「違法接待」問題。

 

総務省の幹部が接待を受けていた問題で音声が

公開されました。

とんでもないものだということがわかりました。

下記にて紹介いたします。

接待での音声はこれだ

会話のテキストはこれだ!

秋本氏 秋田はブドウできないでしょ?

木田氏 りんごさんしかできない。

正剛氏 いや、米もできますよ、さくらんぼもできますよ。送れって感じですか(笑)。

木田氏 いやいやいや(笑)。いいよ送んなくて。

正剛氏 ササニシキ、送りますよ。

木田氏 米はいらない、めんどくさい。米はいらない。

正剛氏 桐箱に入ったさくらんぼ、いつか送りますよ。

 

会話全文を公開

こちらでは週刊文春が公開した会話を全て公開いたします。

とは趣を異にしていく。七時四十分。木田氏が声を潜めてこう言う。
木田氏「あっ、吉田さんがなんかうちの岡本さんの面倒をみてもらっているみたいで……すみません」
秋本氏「あぁ」
木田氏「すみません、本当にすみません」
正剛氏「あんないい仕事」
秋本氏「いえいえ」
木田氏が口にした「吉田さん」とは前出の吉田総務審議官。「岡本さん」とは、一一年から一八年まで株式会社囲碁将棋チャンネルの社長を務めた岡本光正氏のこと。現在、同氏は業界団体である一般社団法人衛星放送協会の専務理事だ。

直後、話題は“本丸”に近づいていく。秋本氏が緊張した面持ちを浮かべる中、正剛氏が口火を切った。
正剛氏「今回の衛星の移動も……」
木田氏「どれが?」
正剛氏「BS、BS。BSの。スター(チャンネル)がスロット(を)返して」
木田氏「あぁ、新規の話? それ言ったってしょうがないよ。通っちゃってるもん」
正剛氏「うちがスロットを……」
木田氏「俺たちが悪いんじゃなくて小林が悪いんだよ」

タクシーチケットを受け取る吉田氏

元取締役が「こんなことまで……」

正剛氏が「今回の衛星の移動」と述べる背景には、旧態依然とした衛星放送業界に新風を吹き込むべく、新規参入を推進する業界内の動向がある。旗振り役を担ったのは、一七年八月から翌年十月まで総務政務官を務めたNTTドコモ出身の小林史明衆院議員だ。
「一九年九月、総務省はBS放送の新規参入に関し、電波監理審議会へ諮問。その結果、吉本興業、ジャパネットホールディングス、松竹ブロードキャスティングの子会社の三事業者の認定を適当とする旨の答申が下り、同年十一月に認定証が交付されました。三つのチャンネルは今年末にBSで放送開始予定。それに伴いBS帯域の再編が急ピッチで進められています。昨年十一月三十日以降、東北新社子会社が運営する『スターチャンネル』など既存のチャンネルは『スロットを返す』、すなわちスロットの縮減が順次実施されています」(衛星放送関係者)

会食は、この「スロット縮減」の開始直後。三人は東北新社グループの将来を憂慮し、事業にまつわる議論を続ける。「小林が悪い」と述べた木田氏に対し、秋本氏は間髪入れず「そうだよ」と同調。小林氏は「電波、放送、通信関連の規制改革推進」を謳うホープで、自身のホームページでも、前述の吉本興業などへ門戸を開いたBSの新規参入への思いを披歴し、〈吉本さんは人まで持っているので、恐らく芸人さんがニュースから報道番組からバラエティーから(BSで)全部できる〉〈ジャニーズさんとか手を挙げてくれないか〉などと既得権益の打破を訴えている。さらに三人の会話は続く。
木田氏「俺たちは別に逆らえないからやっただけで。だから手伝うところ手伝っているけど」
正剛氏「次の有望株なんですから、小林」

次の瞬間、今まで神妙な表情で唇をきつく結んでいた秋本氏が意を決したように、おもむろに口を開いた。

秋本氏「いやぁ、でもどっかで一敗地に塗れないと、全然勘違いのままいっちゃいますよねぇ」
木田氏「そう。でしょ? でしょ? あれ一回ね、(小林氏と)どっかで話そうとは思ってる」
正剛氏「ううん、なるほど!」
木田氏「そうなんですよ」
秋本氏「広島七区の……」
木田氏「あそこ宮沢家ついてるから、面倒臭いの、もう。金あるからね」
小林氏の選挙区である広島七区(福山市)は、元々、宮沢喜一元首相の牙城だ。甥で自民党広島県連会長を務める宮沢洋一参院議員の影響力が根強く残る。木田氏が小林氏のこうした背景に言及した直後、話題を繋いだのが秋本氏だった。
秋本氏「それでまだ独身ですから、彼。うちの娘はダメですよ」
木田氏「いるいる。岡本ちゃんの娘」
正剛氏「それねぇ……。小林先生。毒饅頭でしかないから」
木田氏「だって、どっちも広島だからいいじゃん」
前出の岡本光正氏は実際、福山市出身だ。破顔した木田氏が「こんな祝宴はないでしょ」とはしゃぐと、秋本氏は「でしょうね。本人も二枚目だしね」と応じる。
つまり、衛星放送業界に新風を吹き込み、東北新社ら「既得権益者」にとって目障りな存在となっている小林氏を一度ガツンと「一敗地に塗れ」させようという政界工作の密談といっていい。業界幹部の娘との“政略結婚”で取り込もう、との件(くだり)は冗談だろうが、三人が改革派の小林氏を揶揄する空気が伝わってくる。

酒が進むにつれ、さらに三者の舌は滑らかになっていく。正剛氏は、衛星・地域放送課の幹部の名を挙げ、
正剛氏「結構あのCSのタイミングがあって」
木田氏「いや、BSね。BSの免許のときに全部割り当てしたの、彼だから」
秋本氏の口からは、総務省ナンバー2の名前も出た。
秋本氏「いまだにもっと上で、谷脇で判断している」
十月七日に高級料亭で正剛氏や東北新社の二宮清隆社長らと美酒を交わした谷脇総務審議官。その風体を思い浮かべたのか、木田氏はこう会話を繋げた。
木田氏「谷脇、ちょっと痩せた方がいいよ、あれ」
秋本氏「昼飯食ってないんすよ、彼。いまだに朝昼水。夜よっぽど食べてんのか」

午後八時頃、秋本氏はワインを勧められたが、「もう十分」と断った。一方、正剛氏は遠慮なくハイボールを追加し、赤ら顔で杯を傾ける。八時半過ぎ、宴は幕を閉じ、約二時間十五分で白ワイン二本が空いていた。
秋本氏に高級チョコとタクシーチケットを手渡し、接待を終えた二人はお互いスマホを眺めながら一仕事終えた様子でこう口にした。
木田氏「あの人、政治家にもなれる人だからね」
正剛氏「そうですね」
木田氏「そういえば、領収書、宮さんに渡しといて」
こういうと、この日の分以外の領収書の束も手渡す。宮さんとは東北新社トップの二宮社長のことだろうか。